さて・・・
『建前』までの怒涛のような日々も過ぎ去り・・・
(・・・て、まだまだ続くよ、どこまでも。)
屋根の施工の真只中です。
晴天が続いているうちに、早く終わらせたいところですが・・・
やり直しのできないところなので、そう簡単には終わりません。
例えば、こんなふうに・・・
『跳ね出し垂木』の通気層を確保しても・・・
野地板を張ってしまったら、もうわかりませんよね。
だ・か・ら・・・
スピーディーに!
かつ、確実に!
上屋が完了したところで・・・
(まだ下屋が残っていますが・・・)
お気付きでしょうか・・・?
1階部分だけが、妙に赤くないですか?
これは・・・
1階と2階とで、構造材の樹種が違うのではなく・・・
実は、『ある物』を塗っているから。
それは・・・
(一旦、当社の作業場に搬入された)土台・大引・1階管柱の全面(小口にまで及ぶ6面全部)に塗られ・・・
その後、現場に搬入しました。
なぜ、こんな手間のかかることをするのかというと・・・
全ては新潟の冬対策!
残念ながら、(滅多に晴れない)典型的な日本海側の気候の新潟では・・・
雨や雪の中での『建前』だったり、運良く晴れの中での『建前』でも雨仕舞いをするまでに必ず雨に濡れたりするので・・・
だから、これを塗っています!
(なにしろ自分・・・、『雨男』なもので!!)
それは、この『柿渋』。
柿渋は防水効果が高いことでも知られ、木材の防腐・防虫・防カビにも役立ちます。
しかも・・・
水で薄めずに、原液でそのまま塗っちゃったぜえぇ~。
(ワイルドだろ~)
さらに・・・
白蟻防除をすることは、お約束。
基礎コンクリート部と、土台・大引に散布すると・・・
やっと、怒涛の一週間が終わりました。