ようやく、残寒の中にも・・・
かすかに・・・ほんのかすかにですが、春の息吹が感じられるようになりました!
そんな春の訪れが待ち遠しい、ここ新潟市西区の現場では・・・
昨年11月に地盤調査を済ませていたのですが、今日から地盤改良工事が始まりました。
今回採用した地盤改良工法は、弊社では初採用となる・・・
『スクリューフリクションパイル工法(以下、SFP工法)』です。
直径φ216.3㎜(施工深度GL-6.25~6.50m)の補強体を、全部で41本築造します。
と言っても、ごく普通のセメントミルクを用いた杭状地盤補強工法なのですが、少しだけ普通と違うのが・・・
このSFP工法、実は杭の周囲に螺旋状の『節』を形成するのです。
それ故に、節のない補強体に比べて、大きな周面抵抗力が得られるそうです。
(おお、何か凄そう・・・。)
さて・・・
それではいったい、どのような手順でつくられるのかといいますと・・・
まず、ケーシングに・・・
(先程から何回も出てきている)この先端掘削刃(鋳造品)を取り付けます。
次に、打設位置に杭芯をセットし、先端掘削刃を取り付けたケーシングを所定の深度まで回転貫入させます。
最後に、先端に付けた掘削刃を取り外した後(逆回転で外れます)、ケーシング内にセメントミルクを吐出しながら回転して引き上げて完了です。
回転して引き上げることで、ケーシング先端側面に付けた軸掘削刃によって補強体に螺旋状の節を形成することができるのです。
って、言ってますけど・・・
確認する術がありません。