昨日までの暑さが、ウソのように爽やかな朝です。
本日、ここ弊社敷地内では、これから事務所新築工事の地鎮祭です。
ここへ来るまでに、色々とお世話になった皆様へ・・・
ようやくスタートラインに立つことができました!
改めまして感謝御礼申し上げます。
というわけで・・・
アーキレーベルの『平成28年度地域型住宅グリーン化事業』優良建築物型補助金交付申請物件!
もちろん、重量木骨SE構法採用・・・
新たに1件スタートいたします!
って、しかし・・・、しかしですよ。
たかが事務所ごときで(と言ったら、そこで働く社員に失礼ですが)、これほどまでハイスペックにする必要があったのだろうか・・・?
自分が住む家でもないのに、こんなに金をかけていいのだろうか?
最低限、雨風が凌げて、それなりの耐震基準を満たし・・・
ほどほどに暖かく、ほどほどに涼しければ、それでよかったのではなかろうか?
散々悩みましたが、その答えは次の『問』の中に隠れていました。
それは・・・
「先進国なのに、なぜ日本では豊かさの実感が乏しいのか?」ということです。
「不景気だし・・・」
「少子化で人口が減っているし・・・」
「デフレで儲からないから・・・」
色々と理由はあるかもしれませんが、残念ながらそんな環境でも生きていかなければ死んでしまいます。
だから、また景気が良くなるその日まで、(必死に働いて)我慢して生きていけばいいのでしょうか・・・?
それとも・・・
全てを諦めて、今だけを楽しく刹那的に生きていけばいいのでしょうか・・・?
私は・・・
そこに、ほんの少しの『ゆとり』があれば、それでいいです。
たったそれだけで、生活が豊かになると思います。
たとえば・・・
各世代ごとに新しい家を建てるから、『ゆとり』が生まれない。
最初に200年持つ家や街を作れば、我々の子孫は豊かな生活ができます。
つまり・・・
住宅や街を『長寿命化』して、『ストック型』に変えていければ・・・。
そんな政策に共感し、弊社の新築住宅は(2009年に『200年住宅法』が施行されて以来)全棟『長期優良住宅』の認定を取得してきました。
理想論かもしれません。
確かに・・・
日本のGDPが世界でもトップクラスを誇るという背景には、大量生産・大量消費の構図が景気を支えてきたという事実があります。
しかし、消費ばかりを続ける今の生活が、今後も維持できるとはとても思えないのです。
それに、真の豊かさとは、作ったものを長く使う社会にこそ生まれるのではないでしょうか?
それなら、ストック型社会を根付かせるのは『義務』だと考えます。
だから、未来に少しだけ『ゆとり』を生むために・・・
今のうちにちょっとだけ頑張って、ほんの少しだけ『無理』をしてみようと決めたのです。
と、こんなことを思っている間にも・・・
浄化槽の掘削工事が始まりました。
実は・・・
朝一番に地鎮祭が終わるまで、すぐそばで設備屋を待機させていたのでした。
(というよりも、「地鎮祭の準備を慌ててしました!」という方がピッタリかも・・・)
こんな行き当たりばったり的な感じで始まってしまい、大丈夫なのかアーキレーベル・・・