暖冬! だんとう! ダントウ!
そう呼ばれていたのがウソであるかのように、連日のように降ったり止んだり・・・。
(それとも、暖冬だから雪が降るのでしょうか・・・?)
そのため、毎日作業後はシートでスッポリと養生して帰るのですが・・・
そんな煩わしさの毎日、基礎配筋が完了しました。
まるで・・・
秘密の何かを隠しているのか、それとも・・・
出し惜しみしているかのような後ろめたさがあったので・・・
(たまたま天気もいいので)ここぞとばかりに見せびらかしています。
見事に組み上がった鉄筋は、このままでも整然として十分美しいのですが・・・
それはまるで構造の『機能美』。
例えば・・・
パリの象徴的な名所となっている『エッフェル塔』が・・・
(『?き出しのエンジニアリング』とも言うべき)鉄骨をその尖塔に向けて束ね上げることだけが目的であったとしたなら・・・
(たぶん、それは『工学的な美しさ』。)
鉄筋には、(コンクリートの弱点である)『曲げや引張りの応力を補う』という、非常に大切な役目があります。
(それが鉄筋の存在理由。決して表に出てきてはいけないのです。)
だから、本来なら(人知れず)コンクリートの中で・・・
(地震などの大きな外力が働いたとき)鉄筋が持つ曲げや引張りなどの応力を発揮して、コンクリートを崩壊から守っています。
恐らく、これが見納めとなるでしょう。
明日から外周型枠を組みます。