もう1月も半ばを過ぎましたが、遅ればせながら、
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
今年の干支はひつじ。
あたたか~い羊毛にくるまれるような、気持ちにゆるやかなゆとりを持てる、一年にしていきたいと思います(^o^)
さて、1月、2月と本格的な寒さがやってくる時期ですが・・・
『冬暖かい住宅』をつくるためには、性能のよい断熱材を使うのはもちろんのですが、窓やドアの断熱性能をよくすることも大事です。
冬の暖房時、住宅から外に逃げる熱のうち、窓やドアなどの開口部から逃げていく熱はなんと・・・
全体の48%にもなります。
ドアや窓って、家の断熱性能に大きく関わっているんですね。。。
ちなみに、窓(サッシ)の断熱性能は『熱貫流率』という数値で表します。
(数値が小さいほど熱を通しにくいので、性能がよいということになります。)
例えば、新潟でよく使われる『アルミ樹脂複合サッシ』の数値は、2.33 W/㎡・K です。
(アルミ樹脂複合サッシとは、外側がアルミで、内側が樹脂、ペアガラス=2重ガラス 、空気層10㎜のことです。)
この数値はガラス1枚のアルミサッシ、いわゆる『単板ガラスのアルミサッシ』と比べるとはるかによい方なのですが・・・
最初にあげた写真のような『木製サッシ』の数値は1.7 W/㎡・K で、さらに性能はよくなります。
(木は、実は熱をとおしにくい材料なのです。)
性能がよいということは・・・
→熱も逃げにくい→暖房効率もよい→電気代が少なくて済む
ということで、木製サッシを使った場合、どれだけ電気代がお安くなるかといいますと…
1,200円程度は安くなるんです。
(写真のような窓1か所につき、冬の間3か月、15時間 内外温度差20度、電気代28円/1キロワット時で計算。)
さて、住宅の省エネ化が進む一方で、日本のサッシメーカーも今後、性能のよいサッシを売り出していく予定です。
樹脂製の窓でガラスはなんとトリプル(3重ガラス)です。
性能値は、最高で0.79 W/㎡・Kとなり、現状より格段に良くなっています。
SE構法とベストマッチな大きな開口を計画するお宅では、このサッシを利用することで、住宅から逃げていく熱を今まで以上に減らせそうですね。
まだ価格は未定ですが、イニシャルコストとランニングコストを考えながら、今後ご提案していきたいと思います。