ここちよい空間をつくるためにに欠かせないのが、木の質感。
フローリングや家具などはできるだけ、本物の「木」=無垢材を使いたいものです。
新発田のお宅では、無垢材を使ったキッチンをご提案しています。
材料はパインの無垢材で、デザインはシンプルなフラットタイプ。
色はウォールナットの床材に合わせて、写真よりも濃い、渋めのミディアムブラウン色を選びました。
キッチン後ろのカウンター収納も、同じ無垢材を使っています。
長さが210センチとロングサイズなので、カウンター上に調理用家電をずらーっと並べられます。(レンジ、トースター、コーヒーメーカー、炊飯器、ポットなどなど)
カウンター下は引出になっているので収納もたっぷりです。
収納といえば、前回の続きの「小屋裏収納」。
このお宅は、「地域型住宅ブランド化事業」の補助金を受ける物件なので、地域材である「越後杉」を使うという約束事のもと、越後杉のフローリングを2階の部屋に張りました。
子供部屋のほかに、例の「小屋裏収納」にも使っているため、屋根裏部屋のようなちょっとしたいい空間になってます(^_^)
物をしまっておくにはもったいないくらいですが…。
(見学会でもどうぞお楽しみに。)
杉は柔らかいので傷がつきやすいのが難点ですが、その分肌触りもよく、県産材を使うことで地域活性化にも役に立っている(ほんの、ほんの少しですが…)と思えば、気分もよくなりますね。
材料にそりや狂いがないように、フローリング厚みはなんと、3センチ!(ほかの無垢フローリング材の2倍です。)
そして、「節」も少ないものを選んだため和風の印象も受けません。
当初、杉材を使うということに少し抵抗のあったお施主様ですが、和風の印象のないようなオスモ塗料を塗ったサンプルを何度かお見せするなどして決めていただきました。
思えばそれは去年の8月のこと。。。
お施主様といろいろなことをたくさん決めてきたようですが、あっという間に時が過ぎた気がします。
現場は徐々に完成に近づいてきました♪
長期優良住宅「重量木骨の家」がまた1棟完成するのを前に、うれしさがこみあげてくるのと同時にしみじみしてくる自分もいるのでした。