あのお盆前の一時の『涼しくなった感』はいったい何だったんだろう…
っていうくらい、まだまだ暑い日が続いています。
秋の訪れはまだまだ先のようですが、当社では今日からお盆休み明けの仕事が始まりました。
屋根はお盆休み前に終わっているので、まずやることは…
壁の構造用合板を貼ること!
なのですが…
実は、SE構法のVer.2からは…
SE構法の標準部材として、構造用合板が供給されることになりました。
つまり、自由に構造用合板を買うことができず、指定された構造用合板しか使えなくなったということです。
なぜ、このような体制になったのかといいますと…
やはり、国産材への対応が挙げられます。
この背景として…
合板の国産化により、強度の弱い杉等の樹種が混用されるケースが増えているそうです。
特に9㎜厚合板は、それによる構造性能の低下が懸念されるのですが…
日本農林規格(JAS)においては、耐力壁の性能として重要なせん断強度の規定がないのです。
とはいえ、高強度な耐力壁を使用するSE構法では、品質の安定した面材の使用が必須となりますので…
そこで!
解決策として、構造用合板9㎜1級の標準採用となったのですが…
しかし、これはほとんど流通していないという課題がありましたので、構造体同様、㈱エヌ・シー・エヌからの供給品となったのです。
それと同時に、供給される1級合板には…
『ネイルマーク』と『釘ピッチ』等の表示が印字されていますので…
ひじょうに便利!
今までは、大工がスケールで計って、鉛筆でざっと割り付けていましたもん…
同様に、窓廻りの壁(非耐力壁)は2級合板となりますが…
こちらにも『ネイルマーク』が印字されているので…
ひじょうに便利!!
このまま1階も貼ってしまいたいところですが、まだ床合板を貼っていませんし…
それどころか、まだ床下に大事な作業が残っています。
それは…
防蟻処理です。
今回も(お約束のように)長期優良住宅ですので、『耐久性』に関わることは徹底的にやっておきます。
どれだけやっても満足することはないのですが…
『やりすぎ』ということもないでしょう。