「こんな家に住みたい」
というお客様のご要望をできるだけ反映してプランニングをすすめていきますが、
一番基本に考えるのが、居心地良い空間をつくるということ。
ここちよい空間づくりのためには、日照・採光・通風が得られる間取りを考えることが第一ですが、
敷地形状・向き・周辺環境によって、これらが得られにくい部屋も出てきます。
例えば南向きの敷地でも、南側からアプローチし、玄関スペースを広くとりたい場合は(玄関まわりは収納がたくさん必要になるため)、南面採光を得られる部屋とそうでない部屋がでてきます。
そういう時には南面に吹抜けを設けるようにし、吹抜け部分の窓から、奥(北側)の部屋にも光が届くようにします(①導光)。
?吹抜けの役割は、単に空間に広がりを持たせるというだけでなく、他にも以下のような点があげられます。
②1、2階での風の流れをつくる →平面的だけでなく立体的な通風が得られる
③1、2階のつながり →家族の気配が感じられる
④床暖房の暖気を2階へ →洗濯物干しのスペースを吹き抜け近くに設けると便利
ということで、現在工事中のお宅は、①と④の効果をねらって、リビングの上に吹き抜けを設けました。
①では、北側の和室への明るさを
④では、洗濯ものを干しっ放しにもできるようなオープンなクローゼットを考えています(^.^)